今の若者は企業にどんな条件を求めるか?
仕事柄人事のお客様の悩み事に触れる機会が多いため、
度々奧さんとの話題になったりするんですが。
最近の会話で
私「母集団がそもそも少なく、内定者が集まらない企業があるとすればどうしたらいいと思う?」
と聞いてみたら、
奧さん「本人の意思と無関係な異動はしません、って言えば集まるよ」
と即答。
私たち夫婦は同じ会社で転勤を伴うような異動はほぼないといって良い状況。そのため家を買うことを検討したり、子育てについて考えやすいよね、という会話はよくあって。
そこで平成生まれの私たちがなぜこのような考えに至るのか、ライフイベントを軸に考察してみようと思います。
現在26歳の私ですが、同年代が今後控えるライフイベントは
・結婚(結婚式含む)
・妊娠・出産・子育て
・家の購入
というところが主なところでしょう。
その1: 結婚
入籍だけな紙の上での問題だが、実際に結婚生活まで考えると難しい側面があるように思います。
例えば、相手を探す場合、転勤先で良い人を見つけて「その先」を考えた時に、
「あとこれくらいで転勤だよな・・」と男性目線でも思うところはあるし、
女性目線であれば、「彼が転勤するなら、私はどうすればいいの・・?」
と仕事を辞めて、家庭に入るか結婚を諦めるか、という二択を迫られることになってしまう。
今までであれば、単身赴任という選択肢を取っている人も多かったと思うが、それは2つ目の出産・育児を考えると取りたくない選択肢だと思います。なので、時代も相まって
「転勤で悩むくらいなら辞めて、転勤のないところに転職しよう」と考えるのは自然な考えです。
また業種によっては海外転勤もありえます。これも3年ほど行きっぱなしとなれば行く前に付き合っている彼女がいればまだましだと思いますが、相手がいないとなるとどこで見つければいいのか。
ちなみに、私たち世代に「奥さんが仕事を辞めてついて行ってくれることを…」と言うと大顰蹙を買います。間違いなく。
その2:妊娠・出産・子育て
個人的にはここが一番のポイントなのではないかと思います。
つつがなく結婚式が終わり、新婚旅行も行き、
さて妊娠しました。会社に報告したところ、「次の人事で転勤な」と言われたら「は?子ども産まれるんですけど?」というのが今の人です。
昔のTwitterで「子供ができたことを報告したら上司が全くの悪気なく『じゃあもっと稼がねえとな!』と言って単身赴任」という投稿がバズりましたがまさにこれ。
私もそうですが、育児に関わりたいと思っている男性は増えてきているはず。「イクボス」という部下の育児を応援できる上司を指すような言葉もでき、育児は奥さんだけがする時代ではないです。
それこそ共働きが当たり前になってきている昨今、奥さんのキャリアが産休育休で途切れざるを得ない中、旦那が応援しなくてだれが応援するのかと。
「男は黙って働いてればいいんだ!」なんていう上司の下からはとっととおさらばしたいものです。
その3: 家の購入
これもよく聞く話です。友人同士で結婚した時に「家とかは?」と話になると「だって家買ったら転勤させられるやん?」というのがよくあることとして捕らえられています。
それも十分転職する理由になり得ます。普通に考えてせっかく奥さんと選び抜いて家を買ったのにほとんど住めずに転勤とか、悲しくないですか?
残される側にとっても、寂しい限りですし、そこに子育てが絡んでいると大変の一言に尽きます。新しい我が家に奥さんと子どもが待っている家と、帰ってきたら真っ暗で誰もいない家だったらどちらがいいですか?という話です。
また単身赴任になると家に帰ってもやることがないので、残業をしがちになるというのも、働き方改革が叫ばれる昨今でよくない状況に拍車をかけています。
会社として、このようなタイミングで異動を命じるのであれば、社員をただの「駒」としてしか見ていないと思われても仕方ありません。その上で頑張って会社のために働こうなどと思ったりはしませんよね。
とここまで、一社員として考えてみました。人事側で考えれば
・地方/海外の人員配分をどうするのか
・地方での人員確保はどうするべきか
などありますが、今後考えていきたいと思います。
ちなみにサイボウズの青野社長が転勤について触れられていたりするので、ご紹介します。
私自身、転職するなら転勤なしは絶対に条件に入ります。
テクノロジーが発達してきている以上、研究職などF2Fでないと仕事ができない職種でない限り、営業などは出張ベースやともすれば電話会議でも十分ではないかと考えています。(今の私がそうだったりします笑)
今当たり前だったことがそうでなくなる時代です。自分がどう働き・生活したいかを考えてみるのはどうでしょうか?
-社会人3年目の考え方- 面白くない仕事でも1つずつこなす
こんにちは。
梅雨も明けましたねー。といってもあまり梅雨って感じしてなかったけど。。。
私個人としては会社でビジネスパートナー様とイベントを2週続けて開催して、とても興味深い内容、そしていい縁をいただくことができました。
そんな中仕事柄人事系の記事を読んでいて以下のような記事を見つけました。
就活生と企業の仕事の魅力や企業の魅力についてどう感じているのか、ということを書いた記事です。
企業が発信する情報と就活生の求める情報のミスマッチがあったよ、というのがメインの趣旨なのですが、個人的に気になったのは学生が企業に求める情報が「仕事が面白そう」ということです。
つまり「仕事が面白そう」→「この企業に入りたい」というモチベーションで社会人になるということだと思います。
しかし研修後、配属されて実際の仕事が始まると
「思っていたのと違う」「こんな仕事がしたくてこの会社に入ったんじゃない」
とモチベーションを下げてしまい仕事を辞めてしまうような人が少なからずいるのだと思います。
でも研修明けてすぐの新人に会社のメインになる仕事を任せられるなんてのはそうそうないはずですよね。
ということを以下の記事を読んで納得しました。
自分の1年目・研修明けの仕事を考えてみると
・パートナー様主催の展示会の説明員
・イベントの受付・その他運営
・ユーザーコミュニティの運営
・案件対応のお手伝い
・英文資料の翻訳・翻訳レビュー
と多くの人から見れば雑務に思えるかもしれません。
でもこれらの仕事をこなすことで周囲からの信用を得られていってたのだと思います。
そこから今となっては色々な仕事を任されるようになったと思います。
上のような仕事をやっているときの私はどうだったのかというと
私が今の会社に入ったモチベーションとしては「こんな仕事がしたい」ということではなかったので、割と淡々とこなしていました。
むしろ翻訳レビューなどは外国語学部出身の私にとっては得意分野の仕事を任せてもらっていたので全く苦ではなかったです。それよりも最新の製品情報などを読む機会になっていたので相当プラスだったと思います。
イベントの運営などは1年目にやっていたからこそ、最近のイベント実施に生かされています。
こんな風に1つ1つの経験がいつ将来にいかされるかわかりません。1つずつの仕事をきちんとこなしていくことが大切なんだと思います。
どれだけこのブログが見られているのかは甚だ疑問ですが、特に新社会人の方の役に立てればと思います。
それではー。
~社会人3年目の視点~「強み」を生かすチーム作り
お久しぶりです。
久しぶりに記事を書きたくなる記事を見つけたので。
最近少しずつ人事系の記事を読んでいて、よく考えていたことなんです。
今までは
「君はこういうことが苦手だから克服するために頑張らないとね」
ということが一般的だと思います。
間違いなく克服すればのびしろはあるので成長できるとは思うのですが、
実行するには正直かなりのストレスを伴いますよね。
それをこれからは
「君はこう言うことが得意だからこういう風にしていこう」
と本人の強みを生かしていく方向にシフトするべきだということです。
皆さん私より社会人の先輩なので、こんなこと言うのもなんですが、
仕事はほとんどの場合1人でやることはなく、数人のチームを組んで仕事を進めることが多いと思います。
このような場合上長がチーミングをする際には
「あいつはこれあんまり得意じゃないからこのプロジェクトに入れてみるか」
というのではなく
「こいつはこれが得意だからあいつとそいつと組ませれば一番いいパフォーマンスがでるんじゃないか」
というように行うべきだと思います。
人間誰しも苦手なことをするときよりも、得意なことをする時のほうがモチベーションも上がりますし、何より自信を持って仕事ができますよね。
上司や周りの同僚に自分の得意なことや「強み」を理解してもらえるようにアピールしていけるとよりよい仕事の環境作りができるのではないでしょうか?
社会人2年目の感覚 「いい上司」「悪い上司」
みなさんこんばんわー。
年末が近くなってきましたねー。年末に向けてお仕事も急いで納めにかかっていたりもします。
うちは12月締めなので、特に忙しない感じです。
そんな期末に向けて異動の話も持ち上がってきています。
そんな私も無縁の話ではないんです。私の場合は事業部内の配置転換ですが。
正直業務内容については、嫌かどうかと言うとそんなことはないんです。
今の業務により集中できる、という意味では文句はないし先輩たちに今やっている仕事も認めてもらっているのでやりがいがあります。
ただ1点異動に素直にイエスと言えない理由は異動先の上司が「嫌い」だからです。
比較対象は今の上司なんですが、個人的には今の上司に一切の不満はありません。
どころか尊敬してると言えるでしょう。
具体的に私が今の上司を「いい上司」と思っているのは
・助けを求めた時には適切な助言をくれたり、話を聞いてくれる
・仕事をやりきった時にはちゃんと褒めてくれる
・無駄話も含め話をしてくれる
ある意味当たり前なのかもしれませんが、間違いなく一番最初の上司でよかったと言える人です。技術者としても優秀で、地に足のついたしかし柔軟な発想を持っていると思います。
一方「悪い上司」は
・基本的には放置
・助け舟を出すときは自分の保身が関わる時
偏見も大いにあるとは思いますが、大方こんなところです。
営業部門なので業績(数字)がそのまま評価になるわけですが、基本的に自分の身に危機が降りかかるまでは積極的には動きません。逆に危なくなると、鬱陶しいほどに関わってきます。今回の異動に関していうと、私の意思の確認をする前に外堀を埋めるようなやり方をしてきて腹立たしく思っています。
後者は文字どおり「マネージャー」なんですが、はっきり言って業績を管理するだけの「マネージャー」なんていらないと思います。少なくとも私には。
私の中では前者が「リーダー」と位置付けられると思います。私を「正しい方向」に「導いて」くれていると今は思えます。
一言で言うと、エンゲージメントが高い/低いという言葉がちょうど当てはまるのではないでしょうか?
私は「会社」という単位ではスケールが大きすぎてあまりピンときませんが、この「上司のため」と思えば仕事を頑張ろうと思えます。
自分に対して時間を使ってくれる上司とそうじゃない上司なら前者のほうが、絶対いいと思います。
「若手の分際で上の意思に意見するとは、なんてことか!」と思われる方もいると思いますが、自分の将来のことがかかっているので黙っているわけにはいきません。
はっきりと言うべきことは言わせてもらいます。
あの上司にマネージされるくらいなら異動を断ります。
とまあ愚痴になってしまったので今日はここまでにしたいと思います。
ではでは。
社会人2年目の家での過ごし方 -テレビじゃなくてラジオだよ-
気がつけば11月もあと1日。師走ももうすぐ。
年末年始は実家に帰ろうとしてるけど仕事の都合がどうなるのか全くわからない今日この頃でございます。
普段からオフィスにいると、お昼ご飯は近くにいる先輩たちと食べるんですが、やはり共通の会話のネタとしてあの時のテレビが、という話になることは多いです。
しかし、私はほとんどテレビを見ません。というか必要性を感じなくなっているというのが正しい表現かと思います。受動的な情報を得るための手段という感じ。なので話が通じないことがままあります。
実際見ているのは鉄腕ダッシュ、アニメ、野球、囲碁とその他朝の情報番組。以上。
じゃあテレビも見ずに何をしているのか。
最近の娯楽はYouTube、ニコニコ動画、Amazon Prime Video、そしてラジオ。
家にいる時はPCで何らかの動画を見ていることが多いです。
ラジオは主に声優さんがされているラジオを聴いていることが多いです。
主に使っているのは超!A&G+番組表 | 超!A&G | 文化放送
そしてradiko。
特にradikoは最近タイムフリーという機能が追加されて過去1週間分の放送を振り返りで聞くことができるようになってますます便利になりました。
仕事帰りとかでよく聴いてます。内容次第ではすごくニヤニヤしながら電車に乗っているのでうっかり変な奴に思われないかと心配しております笑
先日の日本シリーズでも、第1戦はテレビで見てましたが実況が下手すぎてげんなり。札幌に移って第3戦はたまたまラジオで聴いていると解説が岩本勉というのもあるとは思いますが、中途半端なテレビのアナウンサーがやるよりかは全然聞けると思いました。(私自身中継し慣れているであろうサンテレビの実況を聞き慣れているので、あの時は下手すぎて聞くに堪えませんでした。また解説に衣笠祥雄も来ていましたが、広島のレジェンドを連れてきているも関わらず扱いが酷すぎました)
ともあれバラエティやドラマでさえ過去の放送をほとんど見せないテレビは時代遅れな感は否めないかなと。(TBSなど一部再放送に積極的なテレビ局がいることも知ってますが。)
ある意味「いつでもどこでも」というのがキーワードなのかもしれませんね。
ちなみに、iPhoneで聴いていますが通信量がやばい、となったことはありません。
どこかで相当な時間radikoで聞かないと越えませんよ、と聞いていたのでバリバリ聴いてます。
通勤に結構向いている気がします。
社会人の方はぜひ利用してみては?
ではではー。
社会人2年目がework & ビジネスカジュアルしてみた
24日。観測史上11月での積雪だったそうで。
今日は起きてニュースをつけて「雪やばい」ってなって一番最初に思ったのは、
「絶対朝一で会社行かねー!」
どう考えても電車は混むし、おしくらまんじゅうしながら出勤とかストレスマッハ。
「あれ?社会人でそんなこと許されるの?」と思われるかと思いますが、フレックスタイムと在宅勤務(ework)が制度としてあるので問題ないのです。それが2年目だったとしても。(なので普段から9時出社とかしてないです笑)
うちの会社の場合はチャットの在席確認をつけていればOKってことになってます。
こういうときにはほんとにいい制度。
で仕事(仮)をしているときに、ちょっと外に出て
「これスーツで行ったら汚れるな…。」
と思い、
ニュースで「革靴は滑るから気をつけて」と言われていて、
今日は雪だからオフィスにくる人少ないはず、と思い、
「ビジネスカジュアルで行くには丁度いい!」と判断し12時過ぎに出社。
社会人2年目にして初めてスーツ以外で出社するのってめっちゃ緊張しますね笑
それと人の目がすごく気になる。
うちは基本的に営業会社なので、スーツを着ている人が大半。というわけでめっちゃ浮くんです笑
おじさんたちにも「何や君は」と言わんばかりの視線。辛い…。
よく見た目は30歳前後に見られる私ですが、今回はどんなもんに見えてたんでしょうね?
仕事に関わる面では足組むときには、スーツより楽ですね。あと革靴ほど窮屈じゃない靴で割と集中できるもんですね。
もともと社外の人と会わないときは、ネクタイもしないような人間なので、デスクワークをするときはこっちの方がいいかもしれませんね。
まとめ:eworkは通勤のストレス回避にもってこい→その分集中も出来る
ビジカジは会社ではうくけど、格好が楽な分集中しやすい
寒くて辛い日でしたが収穫がありました。
ではでは。
AI/人工知能の使い方 藤原佐為が現実に!
こんばんわ。
24歳にして棋歴14年ほどになる碁打ちであります。
今年の3月にAlpha Goと碁界最強のイセドル氏の対戦で一層注目を集め出したAI。
(仕事しながらこっそりほとんど見てました(てへぺろ))
そのAlpha Goもヘルスケア分野へ参入するとの記事を見て弊社と競合かー、と。
実はうちもWats◯nという人工知能(会社ではCognitiveと呼んでます)を開発して、ビジネス領域にはかなり入り込んでいこうとしている。
メールを読んで優先付けしたり、採用のマッチングをしてくれたりとかなり万能感のある彼ですが、私個人として思ったのは趣味の囲碁での活用。
「これ、佐為みたいにAIが普及してくれれば面白いよね!?」
漫画「ヒカルの碁」で主人公の進藤ヒカルに取り付いた平安時代の囲碁指南役、藤原佐為。囲碁の知らないヒカルにルールを教え、院生になっていくにつれ次第に先生役に変わっていってるんです。
初心者にはルールを教えてあげて、棋力が上がるにつれて教える内容がどんどん変わってくる。面白そうじゃないですか?
大学時代に子ども囲碁教室のスタッフをアルバイトでしていた私にとってはこんなもってこいな事はない!初心者から全国クラスの人までAIで練習できてしまうとか商売あがったりですけどね笑
ただ、教室では礼儀やマナーを教えることも多いので、なくなりはしないですが笑
ただ、「ヒカルの碁」を読んだけどルールわからん!っていう声はよく聞こえてるので、実際実用化されるともっと碁界の裾野が広がるはず!(参加しててやはり60代以上が多いのは事実です)
ついついビジネス面で注目されがちなAIですが、ご自身の趣味に目を向けてみると意外な活用法が見つかるかもしれませんね。
そんなわけで実は先週末から日本棋院が本格的にAI開発に動き出した企画が動いています。ご注目あれ!